春カンボジアプロジェクト感想文⑥ 川畑朝香
- ayasai2010
- 2014年5月14日
- 読了時間: 4分
こんにちは!
感想文第6回目!今回紹介するのは、あさかたんです!
普段とても穏やかなあさかたん!彼女は大学で看護を学んでいるのですが、看護実習などで忙しい中、積極的にプロジェクトに取り組んでいました!
そんな彼女の感想文、ぜひご覧ください!
私は今回、初めてカンボジアに行った。カンボジアに行く前は、カンボジアに対して貧困や発展途上国といったイメージをもっていた。しかし、村に行き、子どもたちと交流したり、村の実態を知るために村人に話を伺ったり、現地の通訳さんやガイドさん、大学生と話したり、カンボジアの人たちと関わりながら8日間過ごすなかで、とりわけカンボジアの心のあたたかさを感じた。共通言語がなくても、顔の表情やジェスチャーでお互いを分かり合おうとしたり、様々なところで私たち日本人をもてなしてくださったり、本当に心の広い国であると実感した。また、カンボジアで活躍する正井さんのお話を聞いて、日本人としての誇りについて考えさせられた。カンボジアでは日本の製品は品質が良い、他と比べると値段が高いが長く使えると思われており、実際、道行くバイクに日本メーカーが見られた。少ない収入のなかで、値段の高い日本の製品を買うことに驚いた。CJCCの学生や日本のビジネスを学んでいる学生と交流し、カンボジアの人が日本のことをどう捉えているのか、日本人がどう他国から見られているのかという視点をもつきっかけとなった。
コークドーン村で行った衛生・体育・調査のプロジェクトは、村人と関わって進めていくものであるため、日本の生活との違いを肌で感じることができ、また継続的に行っていく支援の困難さを知った。日本で当たり前のようにあるものが現地にはない、当たり前だと思って行っている生活習慣や考え方が、存在していない。子どもたちと一緒に手洗いダンスやリレーをしたり、村人に調査したりするなかで、日本では当たり前で気づかないようなことを発見することが多く、私たち日本人との感覚の違いを、プロジェクトを通して目の当たりにした。手洗い指導では、実際に子どもたちに実践してもらったが、手をきれいにするための十分な水や石けん、タオルが村にはなく、手洗い指導をしても、継続できるような環境がなければ、支援としてあまり意味がないのではないかと考えた。私たちがその村から離れても、その村に根付くようなプロジェクトを作っていかなければ、本当の支援ではないと考えた。環境も考え方も違う場所で、支援をしていく難しさとやりがいを、衛生プロジェクトを通して実感した。なぜその支援を行うのか、村の生活や村人の価値観から考えて、今後行っていく必要があると思った。
私は、今回CJCCのプロジェクトを中心に携わった。村のホームステイなど村の生活を見た後にCJCCプロジェクトがあったため、正直地域差に驚いた。CJCCでは、両国の魅力を、おもてなしという同じテーマで学び合い、日本語を勉強し日本語が上手い学生と交流することができ、良い刺激を受けた。日本のおもてなしは高く評価されているが、おもてなしの考えは様々であり、カンボジアには日本にはないおもてなしの考え方があった。日本という枠にとらわれず、常に他国から学ぶ姿勢が大切だと改めて感じた。そうすることで、また日本の良さも見えてくると思った。
今回のプロジェクトツアーでは、プロジェクト実施だけではなく観光地を訪れるなど、カンボジアの良さや歴史を学ぶことができた。内戦時代があったからこそ、今のカンボジアがあると強く感じた。
今回、自分たちでプロジェクトを考え、谷川さんに助けられながらリーダー、副リーダーが中心となってプロジェクトが実施され、そのなかで関わることができ、今振り返ると本当に充実した内容の濃い日々であった。今回学んだことを活かして、次のプロジェクトや自分の成長に繋げていきたいと思った。本当にありがとうございました。
川畑 朝香